前回、曲と曲を混ぜるためにテンポをあわせる事が必要だと述べました。ターンテーブルではテンポを合わせるためにピッチあわせをします。
ピッチとは音楽的には音の高さを意味しますが、レコードでは回転する速度と思えばよいでしょう。レコードの回転する速度が速くなると音の高さは高く、レコードの回転速度を遅くすると音の高さは低くと、レコードの回転速度と音の高さはそれぞれに対応して変わります。
で、なぜテンポを調節するのにピッチを使うのか?と言うことですが・・。今言ったように、ピッチを高くするとレコードの回転速度は速くなりまる。この結果テンポは速くなります。また、同様にピッチを低くするとレコードの回転速度は遅くなり、テンポは遅くなります。このようにレコードの回転速度を調節するピッチを変更する事で、テンポを調節することが可能になります。
つまり、ピッチあわせとは「レコードの回転速度を変えて、テンポをあわせる」ということです。
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