ここでは、ミキサー選びの参考となるように、ミキサーの構造について簡単に説明します。
■クロスフェーダ
ミキサの肝。HIPHOPDJが一番こだわるべきところ。Ch1とCh2の音の出力の割合(混ざり具合)を決めるところです。フェーダを右いっぱいにするとCH1だけの音が聞こえ、逆に左にいっぱいにするとch2だけが聞こえます。そして真ん中にするとch1とch2とが同僚に混ざって聞こえます。ではちょっと右にするとどうなるとおもいますか?このときの混ざり具合はミキサーによって違い、どのていど動かせばどのぐらい混ざるかという割合をフェーダーカーブといいます。HIPHOPならば(a)のようなカーブで、HOUSE系は(b)のように滑らかに混ざるものが好まれるようです。
■縦フェーダ
こちらもミキサの肝的存在。HOUSE系はこれが大事。これはchの音量を調節に使用します。上に上げれば音量は大きく、下げれば小さく、一番下まで下げると聞こえなくなります。一般的にHOUSEDJはクロスフェーダを常時真ん中にしておいて、縦フェーダだけでMIXを行うことが多いようです。
■イコライザ
ミキサーの選びの中で重要なポイントになるイコライザ。イコライザがないものから3バンドイコライザまでいろいろな種類があります。基本的にHIPHOPDJならば、イコライザは音質調整に使う程度なので2バンドEQで十分でしょう。HOUSE系はEQを頻繁に使用するので3バンドEQが必須で、より性能の高いイコライザが好まれるようです。(イコライザについて詳しくはこちらでお話します)
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