一般的にDJは「クラブDJ」と「バトルDJ」2つに分類できます。基本的にクラブDJはお客さんを踊らせるのが目的であり、バトルDJはテクニックを見せるのが目的です。クラブDJは選曲をして、その曲をつなげて、お客さんを楽しませます。一方、バトルDJはスクラッチなどのテクニックを駆使してテクニックを見せて楽しませます。両方に共通するのは「ターンテーブルとミキサーを使って音を鳴らし、お客を楽しませる」です。しかし、その楽しませ方が違うのです。
さて、このサイトでは基本的に前者の「クラブDJ」について語っていこうと思います。以降、DJと言えばクラブDJの事を指すので誤解のないようによろしくお願いします。クラブに行った人ならわかると思うのですが、DJは曲と曲を途切れなく、つないでいきます。2台のターンテーブル(レコードプレーヤー)を使っているのはそのためで、片方のターンテーブルで、曲を流し、もう片方のターンテーブルでは次に流す曲を待機させておきます。いま流れている曲が終わりそうになったとき(実際はいつでもいいのですが、話を簡単にするため、ここではこうしましょう)、もう1台のターンテーブルに待機させて置いた曲を再生して、曲と曲の間が途切れないようにつないでいきます。これをMIXといいます。クラブDJは何をやっているのか。それはMIXをしているわけです。
しかし、曲をつなげるだけがDJではありません。MIXで重要なことは選曲です。ふと自分の知っている曲がかかって、嬉しくなったり、ぜんぜん知らない曲がかかって、あー良い曲だなと思ったり・・・。そんな経験がきっとあるはずです。DJは選曲が命だといっても過言ではありません。つなぐ技術があまりなくても、選曲のよさで場を盛り上げるDJは大勢います。DJと言えばラジオDJがいますが、選曲をするという点では全く同じですね。
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